看護師キャリアガイド

よくわかる、ナースの為の医療制度

医療保険とは

看護ジャパンでは看護師さんのために、「よくわかる、ナースのための医療制度」として医療制度の内容などを詳しく解説し掲載して行きます。今後、後期医療制度の見直し、医療法の改正、介護保険制度の改定と医療制度改革が予定されています。看護師さんがそれらの情報を理解することにより、医療業界全般を俯瞰する視野を手に入れ、医療業界でのコミュニケーションに役立つことはもちろん、院内での勉強会テーマにもお役立ちになればと思います。また、転職先での面接時などにも役に立つ情報です。ではまず、日本の医療保険制度について勉強しましょう。

医療保険とは

1-1国民皆保険
親戚や友達などからあなたの働いている病院にかかりたいのだけど、と言われたことはありませんか?そんな場合、紹介状があるか、予約が必要なこと、そして健康保険証は忘れずに持ってくることなどを伝えると思います。
日本では昭和36年に「国民健康保険法」という法律が施行されました。これにより日本国籍を持つ人は必ず医療保険に加入しなければならず、これを「国民皆保険制度」と呼びます。病気やケガをした時にこの健康保険証を病院や診療所に提示すれば、医療費の内のある一定の患者負担のみで済みます。この医療保険の仕組みでは、保険者にあらかじめ保険料を払っておき、医療行為を受ける時には、患者本人は一部負担(1~3割)を払い、残りは保険者が支払います。
しかしこの国民皆保険制度ではすべての医療行為に適用されるわけではありません。出産、美容整形外科など疾病治療とは異なる医療行為には適用されません。
また健康保険には大きく地域保険と職域保険の2つがあります。

1-2医療保険の種類
地域保険とは、自営業・農業など勤務先を持たない人を対象としており、国民健康保険のことです。一方、職域保険、社会保険とは会社などの職場に勤める人を対象としています。この社会保険には、サラリーマンなどが主に入っている組合管掌健康保険(組合健保)、健康保険組合を持たない企業の従業員で構成されている協会けんぽ、国家・地方公務員などで構成されている共済組合などがあります。また、75歳以上の高齢者には後期高齢者医療があります。(図参照)
親戚や友達に事前にどの社会保険に入っているのか確認してもらっておきましょう。

1-3後期高齢者医療制度とは
75歳以上になると後期高齢者医療制度が適用されます。それまでに加入していた医療保険を脱退し新たに加入します。
しかし、民主党政権になり(平成21年9月より)この制度自体は廃止・見直しされ、平成25年4月には新たな制度が施行されることになっています。

医療保険の種類

今回は日本の医療保険制度、国民皆保険制度についてお話しました。良く理解できましたか?
次回は、この医療保険制度はどのように支えられているのかなどを、保険者・保険料などの面から勉強しましょう。

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